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ハイパーコネクティビティによるCafe24の将来戦略

Cafe24は、持続可能な企業になるためのコアビジネス戦略として、「ハイパーコネクティビティ」に焦点を当てています。ハイパーコネクティビティとは、インターネット、モバイルテクノロジー、モノのインターネット(IOT)により、人々や組織、モノの相互連携が高まった状態を意味しています。中核事業を強化するためパートナー企業との緊密な連携とエコシステムの活性化を目指すサードパーティとの間接的な連携、2つのパターンでアプローチしています。

パートナー企業との連携で中核機能を強化

Source: Gettyimagesbank

マルチチャネル戦略による販路拡大を支援する

事業者にとってD2Cブランドと外部販売チャネルを同時に管理することは簡単な業務ではありません。限られた時間と従業員をうまく活用し、優先順位の高い業務に集中する必要があります。

しかし、事業者から見ると既存チャネルを無理なく利用できることがベストでもあります。D2CブランドとECモールにはそれぞれ、収益性と顧客獲得という独自のメリットがあります。オンラインビジネスを成功させるには、両方の販売チャネルを上手に活用することが大事です。

Cafe24のプラットフォームのメイン機能は、複数のチャネルを利用者が完璧に管理できるよう、よりシームレスな運営機能を提供することです。そのため、様々なECモールとシステム提携を行い、一つの管理画面で簡単にビジネス管理が可能なサービスを提供しています。これにより、事業者は商品をアップロードするだけで、Cafe24で構築された多言語ECサイトと外部販売チャネルの詳細情報を管理することができます。

Cafe24は、世界最大手Amazon、東南アジア大手Shopee(ショッピー)、韓国大手Coupang(クーパン)、楽天などECモールとのシステム連携機能を提供しており、今後も継続して増していく予定です。

ローカライズしたECプラットフォーム

Source: Gettyimagesbank

Cafe24は、サービス展開を行う地域で異なる各国のEC環境を反映したプラットフォームのローカライズを目指し、システム、決済、配送などパートナー企業との連携に力を入れています。

例えば、ベトナムなどの東南アジア諸国で代金引換が一般的な決済方法です。これは、クレジットカードの普及率が低いことや配送途中での荷物の紛失や盗難されることへの懸念が関係しており、ECに対する消費者の信頼を低下させます。また、この地域では、FacebookメッセンジャーのようなSNSを活用したカスタマーサービスが一般的に行われています。

Cafe24は、東南アジアの宅配企業「Ninja Van(ニンジャ・バン)」、「Vietnam Post(ベトナムポスト)」とシステム連動を行い、代金引換の支払いと配達サービスを提供しています。また、SNS企業とも連携を通じて、事業者に向けてメッセージサービスを利用した受注確認や注文情報の入力など運営業務の処理が可能なサービスを提供しています。

サードパーティとの連携でエコシステムを実現

もはや多岐に渡る事業者のニーズにCafe24だけで応えることが難しい時代となり、サードパーティとの連携でECエコシステムを活性化とハイパーコネクティビティの実現を目指しています。

Cafe24は、外部デベロッパーやデザイナーが自由に機能やデザインテーマを構築できるようアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を公開しています。
Cafe24 Storeを通じて、サードパーティが自社サービスを事業者に販売できる市場環境を提供しています。これにより、Cafe24プラットフォームで利用できる機能に加え、サードパーティ提供の多彩なサービスや機能を楽しむことができます。

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