シームレスで利便性の高いデジタル決済がECビジネスを成功に導く

現金よりも便利なデジタル決済を利用する消費者はますます増えており、オンラインビジネスにおける成長機会となっています。

デジタル決済は現金よりも決済手段としての優位性を高めています。キャッシュレスでの取引は長い間上昇トレンドをたどっており、eコマースと同様に新型コロナウイルスの流行の影響で成長スピードが加速しています。

消費者に歓迎されるデジタル決済

非接触型のリアルタイムデジタル決済は、世界規模で普及しています。このトレンドの最前線にいるのがAPAC（アジア太平洋）地域です。APACはこれまでのところ、デジタル決済の採用で最も急速な成長をしており、消費者の58.4％がオンライン取引に電子マネーを使用しています。BNPL（今すぐ購入、後で支払う）も、APACの消費者の間でますます人気が高まっており、キャッシュレス決済の浸透をさらに推進しています。

他エリアの市場でも同じことが起きています。米国では、小売業者の67％が、モバイル決済や非接触型カードなど、少なくとも1つのタッチフリー決済方法を採用しています。米国では、モバイル決済での取引が前年比で30％増加しました。消費者のほぼ半数となる47％が非接触型決済方法なしでは店舗で買い物をしないとされているため、こうした数字には一貫性があります。

モバイルでの電子決済は、南米、特にラテンアメリカ諸国でも人気が高まっています。加盟店企業は、スムーズで自動化された決済プロセスのためにQRコードを導入しているのです。翌年中にはラテンアメリカおよびカリブ海の消費者の約66％が、QR決済を使用すると予想されています。ラテンアメリカ諸国ではまた、将来的にポテンシャルのある決済方法として、暗号通貨やNFT（非代替トークン）などのブロックチェーン対応テクノロジーの使用にも強く関心をもっています。

特にアジア諸国における政府の推進は、非接触型決済方法の浸透に貢献しています。例えばフィリピンは、支払いのデジタル化が経済を強化すると考えており、2023年までにデジタル決済が金融取引量の50％を占めるようにすることを目指しています。シンガポールの金融規制当局は、新型コロナウイルスに対するソーシャルディスタンス確保の一環としてデジタル決済の使用を促しました。また、首相自身を含むベトナムの高官も、ベトナムでデジタル決済を推進しています。

企業も消費者も同様に、規制当局や政府からの幅広い支援を受けて、デジタル決済や非接触型決済の採用に熱心です。こうしたサポートと採用は、消費者がコロナ禍後に通常の消費生活に戻ったとしても、デジタル決済が定着していくことを明確に示唆しています。

デジタル決済の台頭はeコマースにも好影響

このトレンドはeコマースの小売事業者にとって利益を得るチャンスです。小売事業者がeコマースの成長トレンドに乗ることを目指すにあたり、シームレスな支払いと決済プロセスは、ブランドを成功させるための強力な追い風となっています。決済とeコマースには強いつながりがあります。Cafe24は、さまざまなグローバル決済サービスの増加により、オンライン事業者のグローバルなeコマースの拡大がさらに活性化に力をいれています。

こうしたデジタル決済の成長や革新は、ほかの部分でも好影響をもたらします。たとえば、ネットショップにモバイル決済を追加すると、サービスを多様化する企業の売上と利益を増やすことができます。デジタル決済方法はまた、企業のターゲットオーディエンスを拡大し、彼らが自国の市場で顧客リストを固め、その上ではるかに大きく拡大していくことを可能にします。

このトレンドが定着するにつれ、簡単な支払いオプションと便利でストレスのない決済を提供するeコマース小売事業者、特にD2C（Direct-to-Consumer）ブランドは、競合優位性をもつことができます。長くて複雑なプロセスと支払いオプションの少なさは、ユーザーの離脱に伴う売上機会の損失につながりかねません。したがって、決済プロセスを合理化し、顧客が望む支払い方法を提供し、商品の支払いを容易にすることはすべて、決済ページからの離脱率改善に貢献します。

消費者がウェブサイトまたはモバイルアプリのどちらから購入しているかに関係なく、決済プロセスは、カートに商品を追加するのと同じくらいスムーズであることが理想です。特に支払いと決済の際にシームレスな経路を提供することは、コンバージョンを増やし、その過程で消費者の信頼を築くために不可欠です。

Cafe24が企業の現地決済方法の統合をサポート

Cafe24を利用すればD2C加盟店は、スムーズな決済方法と利便性向上を実現させ、ECサイトの決済プロセスを確実に最適化することができます。Cafe24は、eコマースに対してハイパーローカライズされたアプローチを採用しており、市場で広く受け入れられた人気のある決済ゲートウェイとのパートナーシップを構築することが可能です。

Cafe24 Japanは、モバイルおよびコンビニエンスストアでの支払いについてはSoftBankと、そして国境を越えた支払いについてはEximbayと長年にわたって協力関係にあります。Cafe24 Japanはまた、米国のPayPalとも協力しています。

Cafe24は直近で、約40億人のユーザーを抱えるペイメントゲートウェイであるPaymentwallとのパートナーシップも締結しました。Paymentwallは、クレジットカード、電子マネー、銀行振込、前払い、現金支払いなど、世界中で200を超える決済方法を提供しています。現在、Cafe24の加盟店企業は、Paymentwallを店舗に統合し、ローカルおよび海外の顧客に対応することができます。

顧客にBNPLを提供したい小売事業者のために、Cafe24 Storeには、分割払いを容易にするためにMaster Skinによって開発されたアプリがあります。このツールは、製品の詳細ページにBNPLオプションを表示し、選択した顧客の支払いゲートウェイに応じて最終金額を自動的に更新してくれるというものです。

こうしたパートナーシップによりCafe24は、Cafe24エコシステム内の加盟店が、ビジネスを拡大し、国境を超えて成長し、グローバルなeコマース市場で成功するために、適切なエキスパートとともにサポートしていきます。