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ユーザー生成コンテンツ(UGC)とは?

ユーザー生成コンテンツ、略してUGCとは、ユーザーが生成・制作し投稿したコンテンツのことを言います。写真、動画、レビュー、口コミ、ブログなど、あらゆるコンテンツがその例です。

Source: Gettyimagesbank

UGCの種類

ユーザーはオンライン上のあらゆるところにUGCを投稿しますが、最も一般的なのは、SNSです。また、レビュープラットフォーム、個人のブログ、ECモール、さらにはブランドのDirect-to-Consumer(D2C)Webサイトに投稿することもできます。

UGCの人気のある種類は次の通りです。

・評価とコメント:一部のユーザーは、製品またはサービスに対する満足度に基づいて、1が最低、5が最高の星評価を残すことができます。また、購入やショッピング体験について気に入ったことやそうでないことを短いコメントで残すこともできます。評価とコメントは、FacebookのビジネスページやECモール、レビューサイト、またはブランドのD2Cストアで確認できます。

・フォトレビュー: 顧客は購入時に写真をアップロードして、受け取った商品の状態を見せたり、使用中の商品を紹介したりできます。写真は、リアルなフィット感を見せたり、スタイリングのパターンを見せたりするのが簡単なため、アパレルやアクセサリーのレビューに広く使用されています。フォトレビューで最も人気のあるプラットフォームはInstagramです。

・ビデオレビュー: フォトレビューと同様に、動画のUGCは、顧客が購入やショッピングの経験に関する包括的詳細を共有するのに優れています。こうした動画は、製品またはサービスに関する顧客の考えとともに、開封、配送、使用デモ、またはチュートリアルにすることができます。ビデオレビューのほとんどが、YouTubeとTikTokです。

・ブログ・口コミ: 短いレビューを残すユーザーもいれば、ショッピング体験を共有することを選択するユーザーもいます。ブログ・口コミ記事では、購入した理由から商品の使用まで、買い物の全プロセスについて話すことができます。これは、同じ志向を持つ買い物客に影響を与える可能性があります。これらのUGCは通常、個人のブログやレビューサイトにて見られます。

ブランドがUGCに着目すべき理由

UGCは、オンラインの訪問者にブランドや製品、サービスが、日常生活でどのように役立つかを知ってもらう手助けをしてくれます。この形式の口コミ情報は、ユーザーコンテンツが有料の宣伝広告よりも信ぴょう性が高いと見なされるため、訪れた消費者を購入者に転換させるのに役立ちます。

Stackla社の調査では次の重要事項が示されています。

・消費者の90%が信頼できるブランドを支持しています。

・消費者はブランドが作成したコンテンツよりもUGCの方が、信ぴょう性があるとみなす傾向が、2.4倍高い。

・79%の消費者が、購買決定にUGCが影響していると答えたのに対し、ブランド生成のコンテンツが購買決定に影響していると答えた人はわずか13%しかいません。

UGCは、ブランドコンテンツと比較して購買につながる可能性が5倍も高くなります。UGCは本質的には製品を購入に促すものではないので、消費者はUGCを同じ消費者からのコンテンツに心から共感する可能性が高いです。個人的な考えや経験を共有するUGCは、他の人が十分な情報に基づいて購入を決定するのに役立つ可能性があります。

消費者の96%が通常の広告に対してあまり興味を示さないため、UGCはユーザー間のやりとりの視点から自社製品について議論を交わすための素晴らしいコンテンツとなりますし、ブランドはマーケティング戦略のためにUGCを再活用できます。データによると、UGCを活用すると、Facebook広告のクリック率が300%向上する可能性があるとされています。

UGCがもたらすメリットとは

ブランドは、SNSアカウント、Webサイト、およびその他のマーケティングチャネルでUGCを共有することが多いです。これは、サイト訪問者、潜在顧客、およびロイヤルカスタマーに製品とサービスの品質をアピールするのが目的です。製品やサービスについて実際の経験をもつ人々からのフィードバックを紹介することは、ブランドが広告の中で謳っていることの信ぴょう性を高めています。

UGCがブランドにもたらすメリットは、信頼と信ぴょう性を高めることだけではありません。その他のメリットは以下の通りです。

・ブランド発見と認知Facebookの調査によると、Instagramユーザーの80%が、製品の購入を決定する前に製品、サービス、ブランドをInstagram内で調査しています。多くの人が有料広告の投稿をスキップ・ブロックしている一方、UGCは、まだ会社のページをフォローしていなくても、消費者の目の前にブランドをもってくることができます。

・より詳細な商品情報 : 目の肥えた消費者は、購入する前に製品の説明とUGCをチェックしています。2020年12月のある調査によると、消費者の24%がカスタマーレビューで細部までわかると言い、21%が購入する前に製品の動作を確認したいと述べていることからも、上記の行動が説明できます。製品説明が「何を提供するのか」というブランドの視点を与えるのに対し、UGCは潜在顧客に「どんな体験ができるのか」という消費者視点を提供します。

・ブランドアドボカシー:ユーザーは実際どこにでもUGCを投稿可能で、購入する製品のブランド支持者になってくれます。 UGCのこの特徴は、まだ開拓していない多くのチャネルや場所でのブランドのリーチの拡大と存在感を高めるのに役立ちます。

・ブランドと顧客間の関係構築 : UGCは、肯定的なレビュー、開封説明、及びカタログのようなコンテンツだけではありません。投稿者は仲間の消費者を啓発するために、ポジティブな経験とネガティブな経験を共有します。ブランドはそうしたフィードバックを受け取り、商品やサービスを改善する機会として利用し、優れた買い物体験を提供することに取り組んでいるのです。そうすることで、ブランドは消費者をどれだけ大切にしているかを示し、より親密なブランドと顧客の関係を構築していくことができます。

Cafe24がUGCの力を活用する為のツールを提供

消費者の信頼を獲得する能力は、ブランドが競争に勝ち続けるために必要なスキルの1つです。消費者は、マーケターやブランドよりも自分と同じ立場の消費者を信用しているため、UGCはどの企業にとっても強力なツールとなっています。

UGCを活用したい小売事業者は、Cafe24で必要なものを揃えることが可能です。Cafe24では、Edibot Reviewなどのさまざまなサービスやツールを使用してUGCを簡単に紹介可能です。

そうしたツールはAIベースのサービスであり、小売事業者は商品ページに信ぴょう性の高いレビューを掲載できます。特定の商品ページにUGCを追加することで、訪問者はより信頼感が得られ、ブランドの信頼も高まり、購買意思決定の後押しをしてくれます。

小売事業者は、Cafe24 Storeで入手できるReview Talk TalkおよびVReviewアプリを利用することもできます。これにより、ユーザーは写真や動画でのレビューを簡単に作成できます。

UGCツールと顧客エンゲージメント戦術を組み合わせることで、ブランドはより多くのユーザーにレビューを投稿するように促すことができます。この戦略から、ブランドが消費者のフィードバックを重視しており、購入するたびにUGCを投稿してもらうことを消費者に期待していることがわかります。

ブランドは引き続きUGCを活用し、消費者の信頼とブランドロイヤリティの向上というメリットを得ていくでしょう。そうすることで、潜在顧客に優れた買い物体験を提供するという目的を果たすことができるのです。

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