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東南アジア最大手ECモール「Shopee」がCafe24に注目する理由

東南アジアのEC市場は、年率30%以上で急速に成長しています。ShopeeCafe24のプラットフォムを通じて、さまざまな人のある韓ブランドを紹介しています。

東南アジアと台湾は、中国より急成長を遂げる次世代の電子商取引市場として注目されています。モバイルユーザーの増加に伴い、ユーザーはモバイルアプリを使用して国内および海外市場から簡単に商品を購入できるようになりました。

市場調査会社Frost&Sullivanによると、この地域のEC市場は年間平均30〜35%のペースで成長しています。これは、米国(4〜6%)や中国(20〜25%)よりも遥かに急成長であることがわかります。

モバイルアプリベースのECモール「Shopee」は、モバイルアプリが2億ダウンロードと74億米ドルの売上高を記録しており、この市場で第1位の企業です。

Source: Shopee

ECモールで販売している商品の中でも、特に韓国のファッションや美容アイテムなど「Kスタイル(K-Style)」と言われる商品が人気を博しています。この地域で人気を集めている韓国の映画、ドラマ、アイドルグループの力が韓国ブランドに影響を与えています。実際にShopeeでのKスタイル商品の注文数は、現地や中国製品の注文数の10倍となっています。

2019年10月末よりShopeeとグローバルECプラットフォームであるCafe24とプラットフォーム連携によりKスタイルへの需要が高まっています。Cafe24を利用してECサイトを運営している韓国企業は、複雑な出店手続きの必要はなく商品を簡単にShpeeで販売できるようになりました。Shopeeシンガポールを皮切りに、Cafe24はベトナム、台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアを含む7ヵ国でのプラットフォーム連携を目指しています。

「Shopee Korea」インタビュー

Source: Shopee

Q. Shopeeはどのような会社ですか?

Shopeeは、ニューヨーク証券取引所に上場されているSeaグループ傘下の電子商取引プラットフォーム提供会社です。シンガポールを皮切りに、現在台湾を含む7つの市場にて運営しています。 2015年の設立からわずか5年で、ユーザー数とアプリセッション時間において地域で第1位になりました。

Q. Shopeeが成功した理由は何ですか?

まず、当社のプラットフォームはモバイル向けに最適化しています。東南アジアでは、多くのネットショッピングはスマートフォンで行われます。これらを考慮して、モバイルユーザー向けのインターフェースとレイアウトを最適化しました。例えば、各ネットショップがアップロードできる商品数を制限し、運営者に小さなイメージ画像やショートムービーを投稿するよう勧めることでアクセシビリティを向上しました。

次に、エンターテインメント要素を強調しました。アプリ内でリアルタイム動画とミニゲームの提供を始めることにより、競合他社と比べ2倍の長さのアプリのセッションが発生しました。これらの要素は、最終的にお客様を買い物へと導きます。

最後の要因は現地化(ローカル化)でした。東南アジアの各国では、現地の状況は非常に異なります。そのため、管理者と社員に地元住民を採用することで現地化に焦点を当てました。

Q. どのようにCafe24と協業をしましたか?

東南アジアの地域では韓国製品への需要が急増しています。韓国製品の取引量は昨年に比べて6〜7倍に増加しました。多くの韓国のネットショップで使用されているECプラットフォームがCafe24であった為、自然と協業に至りました。

Shopeeの利点はCtoCです。中小企業に対して優しい方針があります。そのことからCafe24を使用するネットショップが理想的なターゲットであることに気づき、パートナーシップを提案しました。

Q. Cafe24のお客様はどんなサポートを受けられますか?

統合されたプラットフォーム自体が大きな助けになると考えます。事業者は東南アジア市場について多くのことを聞いていらっしゃると思いますが、依然として国境を越える越境ECは難しいと感じています。

Shopeeで販売者として登録を行い、管理ページのECモール管理機能を有効にすることで商品情報を簡単に同期できます。異なる7つの市場へ向けて商品の同期ができたら、1つの管理画面を通じて在庫管理をしながら、選択した市場での商品販売が可能となります。