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FacebookとInstagram:D2Cブランド運営に重要なパートナー

ソーシャルメディアは、D2C(Direct-to-Consumer)ブランドとお客様をつなぐ重要な役割を果たし、商品を販売するチャネルとして機能しています。D2Cブランドの売上を伸ばすためには、ソーシャルメディアの活用がこれまで以上に重要になっています。

Source: Gettyimagebank

韓国のソーシャルメディア利用者数は3,550万人で、UAE(アラブ首長国連邦)、台湾に次いで世界第3位、利用率は人口の87%に達しています。そのうち、Instagram利用者数は1,149万人、Facebook利用者数は975万人となっており、マーケターにとってこれだけユーザーがいるプラットフォームを活用しない手はないでしょう。

現在でも、ユーザーはソーシャルメディアを通じて、D2Cブランドを含めた様々なブランドと接点を持ち、商品を購入しています。全世界で2億人以上のInstagramユーザーが、1日に少なくとも1社以上の企業プロフィールページを訪れ、毎月1億3,000万人がInstagramを通じてネットショップにアクセスします。Facebookの2020年6月のデイリーアクティブユーザー数(DAU: 1日あたりのサービス利用者数)は17億9,000万人、マンスリーアクティブユーザー数(MAU: 1か月あたりのサービス利用者数)は27億人を記録しました。そのうち26%がFacebook広告をクリックして商品を購入しています。

ソーシャルメディアは、低コストでマーケティング効果を最大化できます。たとえば、ユーザーが商品のレビューに簡単にアクセスできるため、追加購入を促すことができます。つまり、マーケターは、キャンペーンの拡散を加速させるため、ユーザーネットワークに対し効果的なレバレッジをかけることができるのです。

消費者とのタッチポイントやターゲットマーケティングの機会を増やすために、ソーシャルメディアを戦略に取り入れている企業やD2Cブランドが増えています。自社のブランドストーリーや商品紹介など、多種多様で魅力的なコンテンツを発信するために、様々なプラットフォームを積極的に活用しています。

FacebookとInstagramがD2Cのサポートを強化

このトレンドに合わせて、FacebookはD2Cブランドをサポートするために、FacebookとInstagramのeコマース機能を強化しています。

Facebookの“Shop Now”やInstagramの“Learn More”ボタンによって、ユーザーとネットショップが繋がるため、マーケターは商品の購入を促すことができます。このような、すぐに効果を出せる機能があるため、効果的なターゲットマーケティングが実現するのです。

最近では、販売者と消費者のタッチポイントを最大限増やし、消費者の利便性を向上させるための新しいサービスがリリースされました。FacebookやInstagramのショップサービスは、D2Cブランドの立ち上げをサポートするだけではなく、消費者の利用パターンを把握できます。

消費者はショップを通し、興味のあるアイテムを保存したり、ビジネスプロフィールからネットショップにアクセスしたりすることができます。消費者が日常的にアクセスするソーシャルプラットフォームが、商品を容易に購入できる場所となっていくのです。その結果、Amazonなどのマーケットプレイスで商品を見る必要がなくなり、消費者の利便性が向上するでしょう。

2020年5月に、Cafe24は、アジアで唯一のFacebook ショップパートナーになりました。Facebook ショップのパートナーがBigCommerce、WooCommerce、ChannelAdvisor、CedCommerce、Tienda Nube、Feedonomicsなど、世界で8社しかないことを考えると、これがいかに特別なアライアンスであるかがわかるかと思います。

これまで消費者との接点を大規模なオンラインマーケットプレイスに頼らざるを得なかった駆け出しの起業家にとって、ショップは強力なグローバルプラットフォームとして機能します。Facebook APAC(アジア太平洋)パートナーシップ責任者のPhilip Hur氏によると、eコマースビジネスには、消費者とのコミュニケーション、支払い関連の個人情報の保護、商品の価格競争力、返品・返金、迅速な配送、地域ごとの支払い方法など、いくつかの重要な要素があると言います。また、Philip Hur氏は9月に行われたCafe24とFacebookの合同ウェビナーで、Facebookが販売者のビジネス競争力を高めるためのサポートを行うと述べています。

Cafe24はFacebookと親密に連携し、グローバル広告やマーケティング機能など、様々なeコマースサービスを販売者に提供していきます。

「Cafe24 Store」 によるスマートなD2Cマーケティング

Souce: Cafe24 Store

eコマースの運営は、ソーシャルメディアの管理サービスを利用することで簡単に実現できます。アメリカだけでもHootsuite、eClincher、Butterなど、ネットショップ向けの統合サービスを提供している会社は多数存在しています。Cafe24は、ショップと提携する以前から、D2Cブランド向けにソーシャルメディア経由の売上を促進するアプリを提供していました。

 

* Facebookチャネル

FacebookとInstagramのすべての機能を一括して管理することができます。店舗の商品登録情報を統合し、販売者にとってマーケティングをより管理しやすくするのです。また、Messengerのチャットサービスも利用可能です。

* Instagram Widget Livelog

D2CブランドとそのFacebook、Instagram、YouTubeなどのソーシャルメディアチャネルすべてのパフォーマンス統計を管理します。販売者は、広告効果をリアルタイムで把握することができ、更にマーケティングの方向性を決めるためのシミュレーションサービスも利用できます。

* Edibot Social

商品の詳細情報を複数のソーシャルメディアに送信し、投稿をワンクリックでアップロードすることが可能です。また、コメントなどの消費者の声を1ページにまとめて管理することができます。ソーシャルメディアのチャットサービスを利用して、消費者の購入履歴情報の提供や、問い合わせに対する自動回答の生成が可能です。